べムラー

アス工房 アレイド   浅川 洋   宇宙怪獣べムラー(レジン電飾キット版)
べムラーって派手なウルトラ怪獣中、地味な人気の無い怪獣ってイメージが個人的にあったのですが、今回それが大きな間違いだったことに気が付きました。大変失礼ながら今までもいくつもキット化もされておりますが、この怪獣の魅力を伝えられるだけのキットも無かったかと思います、ちゅうかそんなもんだと思ってました。こんな自分の目を覚まさせてくれたのがアス工房さんのこのキット、この鬼の形相はいかに、造形の雰囲気、臨場感はただ事ではありません。個人的にたくさんキットを作っていると細かなモールドやスチールとの整合よりも作品にある魂、もののけ度の方に目がいってしまうのですが、今回のキットはその両方を持ち合わせている名作かと思います。そして何よりこの大きさでそれを両立させたアス工房さんの力量は間違いないと思います、オレここの怪獣好きやわ〜(笑)。それにしてもキットがとにかくデカイ!30pサイズって怪獣が30pじゃなくて中に入ってる人間を30pで割り出してあるってことで前屈みじゃなかったら軽く40pオーバーですがな。それって新しいスケールのジャンルじゃないのか?(笑)。そしてキットは中空キットでこの大きさなのに軽いのなんの、更には最近の流行、目が電飾可能な構造、もしくは電飾版のキットを購入すればキットの加工までされているといったキットの拘り、これであのお値段は安すぎると思います、ウルトラガレキファンは絶対におさえておくべきですな!
今回はスチールではかなり派手な色合いなのですが、全身黒っぽい落ち着いた映像からの塗装にしております、当然上唇の水色も剥げる前です(笑)。鼻の穴も赤で塗ってるんですが写ってないか?スチール版のような派手な仕上げも面白いかと思いますが誰か挑戦してみます?
目が光る、光らないに限らずに別パーツであるだけでこれだけリアルになるモンなんですな〜、怪獣キットのマスターグレード化、今後も目や爪といった部位がクリヤーとかで別パーツになってるモノが増えてくるんかな〜、購入者としては歓迎ですが原型師様方大変ですな(苦笑)。
電飾も今後は電池を入れる部位やスイッチを目立たなくする方法、もしくは配線によるパーツの構造、パーツ割といった造形以外にも頭を悩まさせられるんでしょうな〜、アトラゴンさんとこなんかある意味そこら辺の悩みに一つの答えを出されてるんちゃいますでしょうか?いや、皆さん大変な時代になってきましたな〜、ご愁傷様です(笑)。


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