ゲスラ

アトラゴンGK   宮崎逸志   海獣ゲスラ(ver.1.5)
パーツ数、下地処理、塗装とトップクラスの手間がかかる怪獣でありながら、その造形と怪獣トゲパーツで購入者の度肝を抜いた超決定版のキットで誰もが賞賛こそあれ、文句を言うことなんかまず有り得ないのにピーターを経て更に拘り抜いたパワーアップキットになって帰ってくるとはお釈迦様でも思うまい、なんて無駄な労力を使われるんだ、このディーラーさんわっ!!前バージョンを購入した人から非難もあろうにあえてそこに踏み込む造形魂には頭の下がる思いです。まあ顔の造形が劇中の前半と後半で違うみたいなので初期版が前半、ver.1.5が後半のゲスラで別種のキットってことで誰も文句は無いのでしょうか?、いや、言わせませんとも!(笑)。
今回はキット通り後半版にて仕上げてますので顎から腹にかけて濃いグレーにて仕上げてます。一番手間を喰ったのがトゲも大変だったのですがそれよりも今回のver.1.5にてディーラーさんのサービスにて腕と背中のヒレが透明レジンで抜いてあること、実際の着ぐるみは透明素材ではなくラゴンと同じ薄いから透けてる様に見える・・・が正しい解釈ですとのことですが、ベタ塗りなら簡単に出来るヒレ塗装も透明レジンの材質を生かすとなれば「ベタ塗りに見えて実は透明」といった難解な塗装にもう最後の方はクリヤーパーツっていう特権無視してベースグレーで塗りつぶし、MAX塗りしたろうかと思いましたがな(苦笑)。余計なサービスしやがって〜!(笑)。これだけの造形美で黙っていても売れるであろうキットであっても高慢にならず、更にお客様に手間隙惜しまずサービスを心がけられるディーラー様だからこそこれだけのモノが出来るのでしょう、いや、恐れ入りました!
前々からゲスラってトゲとトゲの生えてる部位が白いって思ってたんでそんな感じに塗ってます、ちょっと他の画像では黒っぽく写ってるので判りやすい画像にて。
着ぐるみにトゲを接着してるボンドか何かが水中でふやけたのか、トゲも水で色がとれちゃったのか、もしくはもともと毒液の表現で意図されたモノなのかは自分には判らないのですが劇中の最初から最後までそうだったのでやってみました。口の中の舌等もそうだったので(これも毒液?)やっております。トゲは整形、メタルプライマー処理からジャーマングレーで塗りつぶし、白とサンディブラウンを混ぜたものでMAX塗りをして白くなった表現後、更にエナメルの黒やらブラウンを混ぜたもので塗りつぶし、一本一本エナメルの薄め液で拭き取って雰囲気出しております。その後に青やら緑のトゲも塗装しました〜、総本数600本、もうやんないよ〜(笑)。ちなみに使用は500本弱ぐらいかな?。手足、尻尾にはパールも使用しております。
この凶悪面した後期版も良いですが、初期版の黒目が目が小さくて感情の無い無機質な顔も捨てがたいので両キット、どちらにも甲乙つける必要は無いです、いや、素晴らしい!
頭の黄色のラインはなんなんでしょうか?とりあえず塗っときました。


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