カネゴン

痛快娯楽劇場   橋本智   コイン怪獣カネゴン
ウルトラを代表する怪獣でありながら今までこれだけウルトラ怪獣を作ってきた中で一度もアップすることが無かったのは。。。。。。このキットを作るためだ!!っていうぐらい素晴らしいキットです!力の抜き加減といい、漫画本を持ちながら口に手をかけたポーズといい、一目見て惚れ込んでしまい、個人的に橋本さんの作品中最も好きなモノとなりました!塗りは通常のイメージは黄土色、もしくは金色系かと思うのですが(金色はアトラク用に塗り替えられたときのバージョンで劇中は違う)、カネゴンには幾枚かカラースチールがあって昔それを見て、話の通り10円玉の色で衝撃を受けた覚えがあります。今回どうしようかと思ったのですが、おかしく見えないようにバランスを見ながらスチール版で塗ってみました、通常色以外にカッパーやスーパーゴールドといった金属色も使用しております。足の甲のボンボンは歩くと発光するので根元をパールブルー、頭頂部をパールイエローで発光を再現しました。歯は実際はジッパーになっているのですが、このキットはユーモアを出すためにあえてこういった形状になってるみたいですので、ユーモラスに見えるようにシルバーで塗って艶消しにしました。目は他の完成品や塗装済みの商品を見ると黒目が一色のものが多いのですが、映像で見ると真ん中に白抜きがあるので白点を入れております。胸のカウンターが実は一番時間がかかってまして、カネゴンが必要な一日の金額が「大ウルトラマン図鑑」によると53520円( Wikipediaによると3510円)だということでその数字を入れようと思ったのですが、こんな小さなデカールってあるのか?!ってことで考えて考えて思いついたのがNゲージの数字の転写シール!形状上、転写は不可能ですのでそのまま切り取ってクリアーでコートして固定しておりますがマジ大変でした、さて効果はいかがっしょか?ところで手に持っている貸本漫画「サンキュー」がエライ事になっているのですが巻末にて紹介させていただきます(笑)。
大昔の貨幣が貝だったってことで貝を模した頭部にガマグチ、見掛け倒しの威嚇用のトゲに歯はジッパーにチャックと妊婦を参考にしたというボディ、尻尾はバイキンくんや小悪魔みたい、体は10円玉と同じく銅でできていて、胸には食べた金額を表示するメーターがついているもの凄い秀逸なデザインであります、考えた成田さんも天才ならこれだけその魅力を余すことなく素晴らしいスーツを作った高山さんも天才、両天才の最強のコラボですな!お金を食べたりと細かい作業が出来るようにデザインとは関係なく便宜上親指と人差し指が出ているのもなんかアクセントで良いですね〜(笑)。
カネゴンのBOXアート、キットでは劇中カネゴンが持っている漫画「サンキュー」の表紙も入っているのですが、なんとパチモン怪獣プラモデルの「ガマゴン」と「ワニゴン」を持つ子供の頃の原型師の橋本さんを描いたバージョンが入っております、これってキット本体並みに力が入ってるんちゃうんですか?!背表紙もニヤリとするものでどちらか一つとは選べなかったのでもう一個レジンで抜いて二冊とも作ってみました!もちろん手に持たせる方はオリジナル版ですね!!
ここまで言われちゃ使わずにいられないっしょ〜(爆笑)。
口の中にはスーツアクターの中村晴吉氏の顔が見えていた穴も再現されております!誰か中村晴吉氏も再現してみます?(笑)。


トップへ
戻る