大石ガラモン

Volks O.Hシリーズ   大石武司   隕石怪獣(ロボット怪獣)ガラモン
怪獣のガレージキット中、最も人気のあるウルトラ怪獣で最も有名で最もプレミアが付いているかと思われる伝説のキット、20年以上前に発売されたにもかかわらず今日に至るまで似てる似てないを別にすればこのキットを超えるガラモンは未だに存在しません。まさに『世紀の逸品』『不朽の名作』『ガレキ界の文化遺産』であり、ウルトラガレキファン、モデラー、フィニッシャーが一生の内一度は作りたいと思う伝説の造型かと、それを作ってアップする事が出来るなんてガレージキットを作る者としてまさに夢のようであります!

さて、このキットですが、以前に怪物屋さんで大石さん本人が組み上げたものを10万切る価格でどうか?という話もあったのですが、このキットだけは完璧に背ビレを組み上げたかったので新品を購入、徹底的に擦りあわせを行い自分的には全てのヒレを定位置に完成サンプルの写真よりも完璧な位置に取り付けられたと思います、組み上げるのむっちゃくちゃ難しいです(汗)。下から組み上げないと組み上がらないのですが、そうすると胴体一番上の部位と首の取り付け部位のヒレの組み合わせがかなり難しい事になります。首の周りと胴体の取り付け部位のヒレは完璧に取り付けると隙間同士にヒレが奇跡のバランスで組み上がるようになってますので下からやってるとこれは不可能に近いと思いますから首の周りのヒレの組み合わせを確認固定した後に下からそこまで組み上げていくのがこれから作られる方はお勧めかと思います。
塗りに関しては当時無かった映像の天然色版も出ましたが、『ガラダマ』版のガラモンを意識しながらも大好きな逆襲版のスチールの色合いも入れております、基本的に劇中のガラモンとは違う造型なので今回に関しては自分のイメージ重視です、まあお客さんのじゃないので好きに塗れるってのもあるのですが(笑)、目の虹彩もわざと入れておりません。
今回のアップはせっかくなので有名な完成写真のシュチュエーション以外になかなか見れない角度の画像を入れてみましたがいかがっしょ?古いキットで頭の中で美化されてるんじゃないかと思われてる方もおられるかと思われますが決してそれだけじゃないってコトが判っていただけたらと思います、本当に素晴しい造型かと思います!
口の中の覗き穴はキットでは逆襲版の黒い円形のバージョンに造型され、完成サンプル写真でも黒く塗られてますが、ガラダマ版の何も無い塗装にしました、塗り忘れではないです(笑)。
目の大きさと位置が左右で違うのであえて黒目の位置、大きさも左右で変えてあります、妖しさ満点でしょう?


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