セミ人間

怪獣造型   高垣利信    宇宙怪人セミ人間
セミ人間のガレージキットって今までいろんな所から出てるし、バンダイからはその昔、ガラモンのプラモデルのオマケとしてもあったんですが何故かどれもこれも劇中の透明スーツではなく、大アマゾンの半魚人よろしく全身ウロコの造形物がほとんどで「なんか違う〜」ってズ〜っと思ってました。X-PLUSから出ていた30pサイズの塗装済みソフビモデルが自分の記憶では最初に見たスーツモデルだと思うんですがこれは透明スーツじゃなかったけどチャレンジャーだと思ったっス。同じくX-PLUSから近年出た大怪獣シリーズのPVC塗装済み完成品にて初めて透明スーツ版が出たんだと思うんですがやっぱしちゃんとしたガレージキットでは不可能なんかなぁ〜と思ってたところに高垣さんのところから出るセミ人間に「透明スーツの型紙付き」の文字が!要さんとこのプラチク星人みたいに何か解決策があるんや!と意気込んだところキットに入っていたのはまさかの「ホントのただの型紙」の紙切れのみ.......説明書にも「ボディにキレイな縞模様を施せば無理に着せる必要は無い」やら「製作は非常に困難」、「この型紙は透明スーツを着たセミ人間を頭の中でイメージするためのオマケとお考えいただいた方がよい」だの一瞬これはジャロにチクってやろうかと思いましたがな(笑)。それを思いとどまらせたのがこの素晴らしい造型!作っていてシビレまくってしまいました!これでケムール人作ったらサイコゥだと思います(笑)。ホントは服無しの作例通りに仕上げるつもりだったのですが、「皆さんからの熱い応援で」到底そのままの仕上げなんて出来る状況ではなくなってしまいなんとか奥さんに土下座で頼み込んで共同制作と相成りました........てめぇら!ちゃんと作ったからな!!(爆笑)
スーツは手縫いです。この細かい縫い目が見えますか〜!!
スーツを着せる前のシマシマ模様〜、もうこれも大変やってんから〜(汗)、スーツ着せると全然見えなくて悔しいのでアップしてやる(笑)。ウルトラ怪獣はシンプルなモノほど後が怖いのです(笑)。
クチバシ(?)の部分にパーツとパーツのジョイントらしい継ぎ目がありますが、実際の継ぎ目はもっと下でコレは着ぐるみの接続モールド!顔の横にも着ぐるみの型抜きのモールドがあり、またケムール人スーツを再現したこともあり、かなり正確かつ細かな造型であるんですが、それにも増してバランスやケレンみ、原型師のセンスが素晴らしくセミ人間の決定版かと思います。目もクリヤーパーツと透明塩ビヒートプレスの二重構造やし。こういう熱い造型が好きなんです、俺わ!買わなきゃ損ですぜ〜


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