50cmゴメス

造型工房キトラ  岡健之  50cmサイズ ゴメス
キットはシェーゴジラと同じく大きなパーツはFRP、手足や頭等、精度を要求される部位はレジンの混合キットです、イノウエアーツ以来のFRPキットにてこずりながらも懐かしさも感じました(笑)。製作は天然色ウルトラQや最新の資料より、後頭部のツノは最新の資料から手足の爪や頭のツノの樹脂製とは違う腕や背中のツノと同じラテックス素材(?)だと最近判明いたしましたのでその違いの塗り分け、ゴジラの部位の足の爪と新造の手のカギ爪の違い、現在も残っている頭のツノを参考にしながらも当時の新しい状態のツノを画像を見ながら塗りました。一番拘った目はバキュームフォームで二重構造の目を作ってみました、作り方はブログにアップしてますので気になる方はチェックしてみてください、他の二重構造の怪獣の目にも使えますが、ウルトラ怪獣の原型師さんは電飾の目は光る、二重構造の目は二重構造と進化しているのに対して、東宝、ゴジラ系の原型師さんは形優先でそういった造型はまだまだされない方がほとんどでひじょうに残念に思います。
 足のゴジラの部位とゴメスのウロコの部位は同色です、彫りの深さとモールドの違いで違う色に見えるのも再現しました、体毛は黒に近いこげ茶です、これもカラー化のデータより取り入れてます。
カラー化は微妙な色は若干違うかもしれませんが、モノクロにはその物が赤なのか青なのか黄色なのかといった正確なデータが残っているそうで、そこが何色だったのかはこの時代において判るようになりました。以前に作った怪獣無法地帯のリトラの頭の毛を赤で塗ってたのが青だと判明したり、白で塗ってたモングラーの目が赤かったりと冷や汗が出ることもありますが、判ったものは全て取り入れていきたいと思います。


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