竹添ゴモラ

クラバートガレージ  竹添 展  
“30pのミワク”シリーズ 9 『古代怪獣ゴモラ』登場
小森先生が神戸に来られた際、竹添君と三人で原阪先生のウルトラハウスに遊びに行ったのですが、その道中、小森先生のリクエストから竹添君がゴモラを造る事になりました。そこからキットになるまで2回のWFをスルーして1年以上かけて作る事になろうとは誰も思いもよらなかったでしょう(汗)。まずウルトラ怪獣造詣でゴモラは鬼門です。シンプルな形の怪獣に見えて足や腰の入り方からしておかしな事になってる、造形や立体物は流石の人気怪獣なんで沢山出ているのですがなかなか攻略したモノが無いのです。竹添君が造りたいゴモラはジョンスン島の手の平を上に向けただらんとしたゴモラ、カッコいいポージングで誤魔化しも効かない直球の造形、精神的に追い詰められカウンセリングを受ける羽目になるぐらい追い詰められた上に出来上がったキットがこれ、鬼気迫るものがあります!!!

WF開始早々、一瞬で完売したのも『まぁそうなるわな。。。』的カッコよさですね!!製作はキットがジョンスン島バージョンなんでもちろんジョンスン島仕様に塗りました。最近のデジタルリマスター映像から実はゴモラ、レッドキングみたいに唇があることが判明!!後編とかになると汚れて判らなくなってくるのですが、ジョンスン島版です、しっかり入れてます。角の赤い模様も赤と側面の焦げ茶色の違いも再現、お腹のヒダの中の赤も塗りました。手の平や太ももの内側等に見受けられるオレンジも塗りました。

さて、ゴモラやジャミラやザラガスといった怪獣で爪の色が銀色に塗られた怪獣が初代ウルトラマンには多くいます。昔から何で白ではなく、銀色に塗ってるんだろうと不思議に思ってました、その疑問をヤマダマサミさんにぶつけてみました、実はアレ銀色じゃないのです!!爪を樹脂で造ってる時間が無かったり、ニカワで造った場合、高山さんは苦肉の作として、飛魚のウロコから作ったパール塗料を使ったのです。本物の生物の硬質部から作った本物の素材、そういうことだったのか!!!!と納得した次第です。そういうわけで銀ではなくパールで爪は塗りました、ジョンスン島ではまだそんなに剥がれてないのでしっかりめに。

目は電飾改造、頭の後ろからルーターで削り込んで目の裏側からそのままLEDで光らせてます、レジンは光りを結構通すのです。白を塗っても大丈夫です。レーザー加工でアルミのネームプレートも作成。
 海外では怪獣はMonsterで、当時は怪獣殿下はMonster Majestyってタイトルだったんだけど、今は怪獣はKaijyuで通じる時代になった、日本の怪獣万歳!!竹添くんのゴモラはジョンスン島バージョンのキットで仕上げもジョンスン島バージョンで仕上げたので、あえて前編、Part1を付けました(笑)


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